適応障害とは、ストレスが原因で精神や身体的な不調が起こることです。
看護師として仕事をすることは、個人では出来ないため、病院の中での人間関係や様々なストレスを感じやすい職業の1つでもあります。
この、職場の適応障害はうつ病とは別であり、症状として、不眠・食欲不振・不安感・欲うつ気分などがあります。
転職後3カ月以内に、このような症状が見られたなら、転職先の環境や人間関係が要因となっていると考えられるでしょう。
また、今まで何年も同じ病院で仕事をしていても、ある日、突然に発症する場合があります。
症状が強い場合は薬が処方され、状況によっては自宅療養が必要な場合があります。
適応障害は、原因となるストレスが無くなれば良くなっていきます。
つまり、その会社を辞めることを決めた途端、薬の量などに関係なく、急速に体調が戻っていくケースがあるのです。
もっと簡単に転職できる環境であったなら、こんなに辛い思いをすることは無いかもしれません。
日本は海外と比較しても、まだまだ簡単に転職ができる訳ではありません。
ストレスを覚えながらも、その会社で働くしか道が残されていないと思い込み、無理をしてしまうのではないでしょうか。
最悪、うつ病などで自殺者は多くなりますが、適応障害でも残念ながら自殺してしまう人はいます。
自殺率で見ると、アメリカは日本よりも、とても低い数字になっているのですが、労働の流動性が高く、転職の意味が日本とはかなり違います。
病院などの職場の上司や、一緒に働く看護師の言動に振り回されるケースも多々あり、そのような人の存在そのものが、ストレスになることも良くあります。
職場の風潮によるものが肉体と精神に多大な影響を与えるのです。
人生は一度きりです。
そして肉体的にも精神的にも健康であればこそ楽しめるものです。
自分の人生や健康、幸せを考えたとき、看護師として転職という手段が必要となることも、やはりあるのです。